身近なところで使われている『モルタル造形』
皆さんは、『モルタル造形』という言葉を聞いたことがありますか?
「アート関係?」「そもそも聞いたことがない」
ほどんどの方が馴染がない言葉なのではないかと思います。
セメントと骨材・水を練り合わせてつくるモルタルを、特殊な技法を用いて自然石・レンガ・枕木・タイル・金属などの雰囲気をリアルに表現した工法のことを『モルタル造形』といいます。
一般の方は気が付かない事が多いかもしれませんが、実は有名な大型テーマパークなどでは『モルタル造形』がたくさん使われています。
動物園や水族館もたくさん使われています。
ショッピングモールにもよく見かけますね。
一見、本物の自然石・レンガ・枕木・タイルなどに見えても、よく見ると『モルタル造形』で作られています。
例えば、千葉県浦安にある大型テーマパークの景観も同じ技法が使われています。
大きな石積みや岩・大木・洞窟などもこの『モルタル造形』によって作られています。あの火山もそうですね。
仕上げのエイジング塗装をすることによって、年月が経ったような古びた質感をリアルに再現でき、外国に来たような古い街並み、ノスタルジックな非日常の雰囲気を作り出すことが出来るのです。
『モルタル造形』は、テーマパークや映画セットを作る際に、アメリカから伝わってきたものと言われており、最近はホテル・飲食店・店舗・一般住宅の外装や内装、お庭に至るまで『モルタル造形』が身近に使われるようになってきました。
圧倒的な個性と存在感を感じさせるこの工法を取り入れることによって、非日常空間を演出でき、店舗などは集客率が上がったりと話題性を上げる効果があります。
また女性のファンが多く、趣味の世界にも広がりを見せています。
門柱や小さな小屋を作るなど庭やガーデニングの世界でもどんどん広がりを見せていますね。
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